約6ヶ月という時を経て記録しながら正常な皮膚に回復を努めてきた手は、2週間で悪化し、最悪の状態に。
しかし、この最悪の状態が汗疱状湿疹の根本的な原因に気づくキッカケになる。
「健康的な食品を摂取する = 健康体」という公式を覆させられることに。
目次
汗疱 記録 38週目
『37週目』から摂取を始めたローカカオパウダーによって、症状が悪化した状態。
「MEMO」は、写真撮影後に感じたことを記録。
汗疱 写真記録 261~267日目 2019.07.10~07.16

左手①② 右手③④
これまでは継続してきたから気付かなかったのかもしれないが、やはり酪酸菌とビタミンは必要不可欠なのかも。
その理由は写真の通りぶり返してきたから。
新たに「ファイテン 酪酸菌」と「DHC ビタミンC」のサプリを注文。
ビオチンは摂取しておいて問題はないと思うが、一先ず無しで再開。
このときはまだローカカオパウダーによる悪化だと気づいていないとき。
「ミヤリサン酪酸菌」「マルチビタミン」の摂取をやめたことでぶり返してきたと思い込んでいる。
汗疱 記録 39週目
汗疱 写真記録 268~274日目 2019.07.17~07.23

左手① 右手③④

掻いたわりには荒れてないので、ビタミンCの効果が強いと感じている。
親指は確実に回復している。
汗疱状湿疹の根本的な原因に気づく


回復よりも悪化の進行を強く感じ、再度汗疱について調べてみた結果、いよいよ確信にせまる情報にたどり着くことができた。
まず金属アレルギーが汗疱の引き金になっていたこと。
毎日のように食べている蕎麦にも鉄分が含まれていること。
7/2から毎朝のように摂取し始めたカカオパウダーが悪化の大元になっていることが判明。
まさか金属アレルギーだったとは。盲点だった。
もちろん金属アレルギーが汗疱に関係していることは知っていたが、食品に含まれる鉄分が反応しているとは考えもしなかった。
過去記録していたエクセルデータからも「チョコレート」「蕎麦」「くるみ」「カカオパウダー入りプロテイン」「クオンミネラルウォーター」なども含めると様々な要因が考えられる。
しばらくの間、再度学び、回復を記録していくとする。
過去記録していたエクセルデータとは、帳簿の延長で生活費(日用品・食品)も1項目ずつ記入していたので、何月何日に何を買ったかが全て記録してあるということ。
そのおかげもあり、汗疱状湿疹が再発したときから現在に至るまでの食品を調べ直すことができている。
「クオンミネラルウォーター」は、ミネラルが豊富だったこともあり、鉄分に反応して汗疱状湿疹が発症した疑いがある。
2016年3月〜2018年10月まで毎日飲用していた。
汗疱 記録 40~41週目
ローカカオパウダーを含め、あらゆる鉄成分を可能な限り排除する食生活を取り入れてから1週間は大きな回復は観られないものの、少しずつ回復に成功する。
汗疱 写真記録 275~288日目 2019.07.24~08.07

左手①② 右手③④
カカオの摂取を控えてから1週間くらいは炎症が酷く、少しずつ回復していく感じだった。
痒みよりピリピリする痛みの方が強かった。
夏以外の季節であればもっと回復が早かったと思う。
レーズンは食べ続けても大丈夫。
くるみは控えた方が良い感じ。
豆乳、豆類は一切とっていない。
味噌汁は、米味噌から摂取。とはいっても大豆だが、悪影響には感じなかった。
それ以外はあまり気にせず食事した。
水疱はできても、痒みはなく、皮が剥けるところがほとんどだったので痒みによる苦しみはほとんどなかった。
汗疱 記録 42~47週目
さらに1ヶ月経過すると、あれだけ炎症していた皮膚が正常の状態にまで回復。
やはり、金属成分による反応だったと確信。
汗疱 写真記録 289~330日目 2019.08.08~09.18


しばらくコーヒーの摂取を控えていたこともあり、触るとツルツルしている。久しぶりの感覚。
昨日撮影だったので、久しぶりにコーヒーが飲みたくなった。
コーヒー豆から抽出した 100ml に対してお湯を 100ml 足して飲んだ結果、悪化は感じていない。
汗疱 記録 48週目以降のメモ
このようにして自分なりに試行錯誤を繰り返してきた結果、鉄成分の1つである「ニッケル」が個人的には反応しやすかった。
パッチテストをして厳密に調べたわけではないが、「クロム」に反応していることも考えられる。
いずれにしても、鉄成分に反応していることには変わりないので、改めて食品に含まれる鉄含有量をチェックしながら食品を購入して調理を継続よう努めている。
水疱ができるパターン
水疱にも「その日のうちにできるタイプ」と「翌朝にできるタイプ」に分かれる。
おそらく「その日のうちにできるタイプ」は、昼食に摂取した食品による鉄成分の働きが強い。
「翌朝にできるタイプ」は、夕食に摂取した食品による鉄成分の働きが強い。
あとは、「嗜好品」の影響が強い。
私の場合は、2018年秋から2019年7月23日までの期間、朝から昼までに「コーヒー」「くるみ」「レーズン」をほぼ毎日のように摂取していたので、年中手が荒れている状態が継続していたのだろう。
また、昼食に「十割そば」を食べることが多かったことも考えられる。
少量なら基本OK。多量は基本NG。
私を例にするなら、「キャベツ」「ゴーヤ」「ごぼう」「れんこん」を多めに摂取した翌日の朝に水疱ができた。
キャベツ4/1を千切りにして焼きそばに入れて食べた翌朝、水疱ができたり。
ゴーヤ半分を肉とチャンプルして食べた翌朝、水疱が多めにできたり。
ごほう・れんこんを多めに入れた煮汁を食べた翌日、水疱ができたりした。
その他にも『ココナッツプリン』を作った際にもココナッツによる反応があった。
コーヒーも飲みたくなることが多かったので、お湯で薄めて飲んでいたが、連日摂取していると水疱はできるが、数日間あけて摂取すれば問題なかったなど、単純に鉄分を摂取したから全てがNGなわけではないことが解った。
このようにして、自分の身体では「何を」「どの程度」摂取したら反応するのかを記録していくと上手な付き合い方ができる。
最後に一言
「汗疱状湿疹」などの手湿疹には、様々な症状があるので私と同じことをして同じ効果を得られるか否かは私には解らない。
その理由は『汗疱状湿疹|水疱と手が痒くなる原因は、金属アレルギーだった』の冒頭でもお伝えしたように、人間の身体のつくりは一人ひとり違うからだ。
私は、エビデンスを鵜呑みにするマインドではなく、必ず自分の身体との対話を大切にしている。
行動の結果から自分が感じたことを大切にし、微調整を加えて改善に繋げていくことが大事なことのように思う。
医学や科学的根拠がどれだけ優れたデータであったとしても、それが自分の身体に合うかは別の話だ。
だからあなたにも、あなたに合う身体の調整方法があることを信じ、内なる声に意識を向けることを忘れないよう改善に務めていってほしい。
そんな想いがあり、1年間という期間を経て本記事を書き上げた。